溝口公認会計士事務所ブログ

京都市在住、大阪を中心に活動している公認会計士です。日頃の業務の中で気になったことを書いています。

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

早すぎる減損の深読み 【日本郵政の例】 ~半ばボヤキ系記事~

www.nikkei.com 『日本郵政は25日、海外物流子会社で発生した損失を2017年3月期に 4003億円計上することを決めた。日本郵政の連結最終損益は 400億円の赤字に転落、07年の郵政民営化以来初の赤字となる。損失処理を優先する姿勢を市場は前向きに受け止めて…

経営者の都合で減損処理は可能なのか?【ふくおかFGの例】

www.nikkei.com 『ふくおかフィナンシャルグループ(FG)は21日、熊本銀行と親和銀行の経営統合に伴って発生したのれんの残り948億円を一括償却すると発表した。2017年3月期の連結最終損益予想は400億円の黒字から548億円の赤字に転じる。』 ふくおかFG…

監査承認なしで決算発表するとどうなるのか? 【東芝の例】

headlines.yahoo.co.jp 延期されてきた東芝の2017年3月期決算の第3四半期の決算発表が本日なされた。 噂されてきたように、監査法人であるPwCあらたの監査『承認』無 しという異例の決算発表となった。 ところで、よく報道される監査法人の『承認』だが、ど…

『リキャップCB』に対する提言に思う 【ボヤキ系 箸の上げ下げまで・・・】

www.nikkei.com 『東京証券取引所は17日、上場企業が「リキャップCB」を発行する際の留意点を公表した。新株予約権付社債(転換社債=CB)を発行して、自社株買いの原資とする手法で、長期投資家から「小手先の財務改善だ」との批判が根強かった。』 リ…